世界の話
ふと思いました。「〜している(-ing)」という状態は存在しないのではないでしょうか?
例えば、「書いている」。書いているその瞬間は、書いていることはまだ確定してません。確定するのは、次の瞬間に「書いていた」ことが認識できてからです。はい、何を言っているんだか意味不明ですね。
何が言いたいかと言うと、全ての現象はそれが過去にならないと確定しないのではないかということです。今という世界は常にまだ生成途中。もし、神様が時を止めたならそこにはドロドロした世界が広がっているのかもしれません。
そう考えると今私たちがいる世界というのは、過去を元にした予想の産物なんですね。そして、その過去ですら「過去から見た過去」しか存在せず、不確定な今にとっての過去は存在しないのです。となると、今私がいる世界はあるかないか不明であり、過去に世界があったかも不明になります。
よくある「この世界は誰かに作られた偽物」説とは別の切り口で世界を否定してみました。こういうテーマは明確な回答がないです。でも、あれやこれや空想するのは楽しいですね。