端角向かい飛車

袖飛車を研究しているときに遊びで思いついた戦法ですが、結構面白いです。思いっきり奇襲です。しっかり受けられると指せないです。

■袖飛車の話は以下参照

http://ment.hatenablog.jp/entry/2014/05/22/013810

http://ment.hatenablog.jp/entry/2014/06/15/012505

 

私の袖飛車は端歩から始まります。そして、相手が真っ直ぐ飛車先を伸ばしてきた場合は、やや指せないと見ています。そこで、2手目に△8四歩が来た場合に、端歩を無駄にしない戦法を考えていました。ふっと頭によぎったのが端角というわけです。端角中飛車という戦法がありますが、個人的に中飛車自体が嫌いなので指しません。(自陣の駒が分断されている感じが嫌い)

端角中飛車には、端角を活かせない大きな欠点があります。この2点を改善するための向かい飛車になります。

○自陣が不安定なので折角隙を誘った9筋でカウンターが取りづらい

○角道を開けない事による左翼の固さがイマイチ活かせない

 

ともあれまずは見てみましょう。▲9六歩、△8四歩、▲9七角

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まぁ、色々受け方はあります。

 

<飛車受け>

第1図以下、△5二飛、▲7五角、△8五歩、▲8二飛→8筋逆襲、先手やや指しやすい。

または、第1図以下、△5二飛、▲7五角、△4二銀、▲8四角、△8二飛、▲6六角、△8七飛成、▲8八飛、△同飛、▲同銀→互角

(この後、△8七歩打には、▲同銀、△8八飛打、▲7八銀、△8五飛成、▲8四飛打、△同飛、▲同角、△4四飛打、▲8三飛打)

 

<金銀受け>

金銀はどれで受けても似たような展開になりますが、1番良さそうな△6二銀で見てみましょう。

第1図以下、△6二銀、▲8八飛

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これが端角向かい飛車の開始形です。角がすごく不自由な感じですね。

この後の展開を掘り下げて見ましょう。

 

<相手が一直線に端を咎めに来た場合>

第2図以下、△9四歩、▲7八金、△9五歩、▲同歩、△同香、▲5三角成、△同銀、▲9五香

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これで後手の端はもう受かりません。無理に△9七歩等すると、▲9八飛、△9二飛、▲5六香打で傷口を広げます。先手優勢。▲5三角成に対して△9九香成がたぶん本筋です。

第2図以下、△9四歩、▲7八金、△9五歩、▲同歩、△同香、▲5三角成、△9九香成、▲4三馬、△3二銀、▲6五馬

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→9筋は守れてますが、香損があるの後手が少し優勢な気がします。奇襲失敗?

△3二銀のところで△9二飛の場合は強く▲2一馬、△9八成香、▲4三桂打、△5二玉、▲3一桂成、△同角、▲4三銀打

(▲3一桂成に△同金は、角交換から▲9三歩打→▲9四歩打→▲7六角打の筋がある)

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→駒損はあるが先手が指しやすい気がする

 

<角を抑えにきた場合>

第2図以下、△7四歩、▲7六歩、△3四歩、▲7八金

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実を言うと、△3四歩の瞬間に▲7五歩が成立すると勘違いしていました。(実際は▲7五歩、△同歩、▲同角、△7八歩打、▲同金、△8八角成、▲同銀、△7六飛打で先手壊滅です)

第6図以下ですが、何通りかあります。

>△8八角

▲同角で受けが利かないのでありません。先手優勢。

>△3二銀

これは覚えておいて下さい。この銀が上がると▲5三角成が成立しなくなります。▲8六歩と応じて、△9四歩に▲8七金と受けられるようにします。その後は▲7七桂→▲6八飛と飛車を切り替えるのが良いと思います。金が離れてしまったのでやや先手指し辛いか?

>△9四歩

▲8六角→▲7七角。▲8七金が間に合わないのでやむ終えず逃げます。場合によっては▲8六角の瞬間に飛角交換されます。後手が指しやすい。奇襲失敗。

 

<角を使ってきた場合>

第2図以下、△3四歩、▲7五角、△7四歩、▲6六角

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角交換は、▲5五角打の嫌みが残るため、おそらく拒否してきます。一局の将棋ですが、先手の7筋が開いていないのが結構プラスに働きます。

 

※2015/4/2

後日、真面目に考えてみたところ、8六歩からの早めの飛車先交換がありそうです。また、そうなると7八は銀の方が良いかもしれません。