ment-la-ment

現在コミュニケーションが少し辛いので、スターはつけにいきません。ごめんなさい。

仕事をしたいのか?しなくないのか?

本当は昨日から夏期休暇なのですが、案の定半分は出勤です。ここ3ヶ月くらい土曜出勤も続いており、ちょっと嫌な気分になってきました。
でもよく考えると変ですよね。嫌だったらサッサと辞表突き付ければ良いわけで、何だかんだでそれをしないなら仕事したいはず。お金が充分にあるから仕事したくないよー、って金銭状況でもないわけだし、ちゃんと手当てが出るなら休日出勤万歳なのでは? 忙しくなってくると、いつも仕事が好きなのか嫌いなのかよくわからなくなってきます。きっと突き詰めない方がいいんでしょう。

話を変えましょう。経営者はよく例え話をします。
『城大工が3人いる。何のために働いているか尋ねると、ひとりは「作れと言われたから」と答える。もう一人は「お金を稼ぐため」と答える。三人目は「立派な城を作って世の世の役に立つため」と答える。お前もこの三人目の大工のように仕事に目的を持ってウンタラカンタラ…』
こう言われたら言い返してやろう。「おまえの会社は城を作っているのか? 城大工ではなくゴミ漁りをしている人に同じ話ができるか? 世の役に立ちたいんだったらこんな仕事してねーよ。」と。「明日から来なくていいよ。にっこり」となります。
例え話というものは、往々にして無理な理論を誤魔化すために使われます。でも上手な例え話にはわかっていてものってあげるのが粋な計らいというやつです。飲み会での与太話と同じ。話している方も聞いてる方も本当はそんなのお伽話だってわかってるんです。でも、それを否定すると会社は成り立たなくなる。社会は成り立たなくなる。
真実しかない世界は恐ろしく殺伐としており、絶望に満ち溢れている。憂いを忘れて酒を飲んで笑って、それでもひとりになると涙が溢れ、そして今日も誰かが電車を止めている。毎日毎日誰かが電車を止めている。サラリーマンってのはきっとそういう生き物だ。一見陸地に見える薄氷の上をみんなでダッシュしているのだ。ゴールはないかもしれないが、立ち止まっても何も解決はしない。騙し合いながらでも走り続けるしかないのだ。