諸星大二郎
週末にやっていた『世にも奇妙な物語』の中に諸星大二郎の『夢見る機械』がありました。
諸星大二郎。私が大好きな漫画家のひとりです。絵はお世辞にも上手とは言えませんが、作風に非常によくあって不思議な趣があります。
どちらかと言うとアイディアとストーリー重視の漫画ですね。アジアの民族学、神話に精通しており、その手の話ではかなり深い知識の上にオリジナルのストーリーを重ねてきます。民話、神話、妖怪が好き方にはオススメです。
SFも多数描いており、今回の『夢見る機会』のように皮肉を盛り込んだ作品が多く、どれも素晴らしい出来です。
近年の作品はやや毒気が抜けた感があるので、また全盛期の勢いを取り戻して貰いたいものです。
ちなみに私は『ぼくとフリオと校庭で』が大好きです。
イラストはのんびり塗り中。