BIOS設定バックアップ電池交換
こんにちは、今週頭からパソコンが起動できなくて暫く放置していました。電源ボタンを押すと起動音は鳴るもののBIOSが立ち上がらない。この症状はなにやら記憶にあります。
パソコンで一番壊れやすいのは次いでHDD。次いで電源系。(私の体感)
HDDが故障したときはBIOSまでは立ち上がります。電源系がいかれると起動音すら鳴りません。
BIOSが立ち上がらない場合はほぼ以下の何れかと言ってよいです。
1. パーツの接続がうまくいっていない
2. マザーボードが壊れている
3. BIOS設定バックアップ電池の寿命
4. BIOSの設定が壊れている
1.はパーツ交換した直後に多く、メモリの挿し方が甘かったりすると起こります。2.はめったに起こりません。マザーボード結構丈夫なのです。今回の原因は3.でした。
BIOSはマザーボード上のRomに搭載されており、設定もマザーボード上の不揮発メモリに保存されています。そして、この不揮発メモリはボタン電池を用いて電気的に設定を保持しています。
当然、この電池の寿命がくると設定が正しく保持できなくなるのですが、この時BIOS周りで障害が起こります。
電池を抜くとデフォルトの設定で立ち上がるのくせに、電池電圧が下がると正しく立ち上がらない、と何とも嫌な感じの動作です。
というわけで、3.の場合は電池交換をしてあげれば直ります。溜まっている電荷を放電すため電池を抜いて1分程放置してから、新しい電池をつけてあげた方が良いです。
BIOSの時計情報等はデフォルトに戻るので再設定が必要ですが、メモリ情報などは勝手に読み込んでくるのであまり面倒な設定はありません。やったことはないですが、BIOSのパスワードもたぶん解除できるのではないかと思います。
(たぶん。何か保護機構があるかもしれませんのでやるなら自己責任で)
ちなみに4.の場合も同様に電池を抜いて設定をリセットすれば直ります。
今回は、前回の電池交換からたったの2年で寿命がきました。適当にその辺で売っているボタン電池を使ったのがまずかったのか…。今回もまたその辺のコンビニで買ってきた電池を使いました。また2年くらいで寿命がくるのでしょうか?
でも、このパソコン結構古いので、あと2年は使わないでしょう。たぶんね。