空即是色

空が高いから死にたくてたまりません。

…と言うのは冗談ですが、虚脱感がひどくて2週間くらいゆっくりしていました。
イラストも描こうと思ったのですが、心ここに在らずで悪戯にペンを動かすだけで絵にならないので止めてました。

間接的ですが、先月まで仕事が忙しかったのが影響しています。
忙しい状態からストンと落ち着いた瞬間。私にはこれが精神的にキツいのです。
マラソン大会で一生懸命走っていてふっと足を止めると周りには誰もいない、そんな感覚に似ています。
がむしゃらに走っている時は良いのですが、冷静になると全てが退色しボロボロと腐っていきます。
一度止めた足はもう動き出すことはありません。何をしていたのか何をすべきかがぼやけ立ち尽くしてしまいます。
やがて日は落ち、頭上にもう死んでしまった星が輝き始めると、ゆっくりと目を閉じ息絶えた今日を思うのです。


中二病と言われようと世界は本質的に虚無です。
生きることに意味はないので、動物はそんな無駄なことは考えない。
だけど、虚無だからこそそこに自由に意味を与えることはできるかもしれない。
昔そんな気持ちで、腐り落ちていく自分の心臓を握り締めたのを思い出しました。

二年越しになりましたが、それが下の答えです。
虚無主義 - ment-la-ment blog

私は死ぬまでに世界の美しいものにできるだけ触れたい。
美術館で絵画を見たい。
心動かす音楽を聴きたい。
絶景も見たい。
本も読みたい。
映画も良いなぁ。
子供とも遊びたい。
大好きな将棋の棋譜も眺めたい。

綺麗な月、まぶしい太陽。寒さで死んでいく虫、じっと越冬する虫。おいしい料理、健気に生きる動物。死んだ星、生きている星。
落ち葉を踏みしめ、コタツから雪を眺め、花を愛で、新緑の中を歩く。

難しいことは無い。長生きしてできるだけたくさんの思い出を墓場に持っていかないと。
少し色が戻ってきました。