斜め読みのテクニック
自慢ではないですが…、いや、ちょっと自慢ですが、私はかなり早く本を読むことが出来ます。所謂斜め読みです。少しご紹介します。
ちなみにこの方法で本を読んでもあまり面白くはありません。目的は、本屋での待ち合わせする際の暇つぶし、買う程ではないけど話題になった小説の内容だけ目を通す、論文の概要を短時間で把握する等です。
ページ数は200ページくらいまでが限界です。小説なら京極夏彦とかページ数が多いものは集中力が続きません。星新一のような5ページ程度のショートショートであれば1分以内で読めます。
まず基本的な方法ですが、斜めに読みます。3~5行程度を同時に右上から左下に流す感じです。この時に接続詞、助詞は捨てて単語を拾って意味を繋げます。動詞は漢字だけ拾います。文末は否定形か否かだけ抑えれば良いです。過去形とかはどうでも良いです。
「太郎 丸一日 食 ない。家 出 自転車 買い物 行」 簡単ですね。
「太郎は丸一日食べてない。家を出て、自転車で買い物に行く」
複数行をまとめて読むと単語が前後するため文章作れませんが、イメージは読み取れます。
「太郎 自転車 丸一日 買い物 食 ない 行 家 出」
小説の場合は新しい登場人物、論文であれば法則や方法の名前等、特別な対象が出てきた場合は少し丁寧に読むと良いです。理解ができていないと結局手戻りします。
ここはあまり重要そうでないな、と思ったら、思い切ってページを飛ばしても良いです。極端な話、章や段落は最初と最後を読むと意味が通ることが多々あります。
過剰に早く読もうとすると失敗するので、初めは気持ちブレーキをかけながらゆっくり見ていくと良いと思います。本屋で立ち読みして気に入った本があれば、買って帰ってじっくり楽しみましょう!
イラストは下塗りが終わりました。