古い神社の裏に回ると急斜面になっており、崩れかけた石段が遥か彼方まで続いていた。 辺りには濃霧が立ち込めていて、顔をしっとりと濡らす。 季節は夏。時刻は昼頃だと思うのだが、漂う霧と標高による寒さでぶるっと身震いする。 どことなく霊的な感じもし…
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