ちんねん目玉飛び出す滑り台
「ちんねん目玉飛び出す滑り台」って何ですか?
知らねーよ、って?
私だってわかりません。
誰か「ちんねん目玉飛び出す滑り台」を教えて下さい。
妙に語呂が良いんです。
順を追って話します。
私の携帯にはお絵描きメモがあって、イラストの題材が浮かんだときにメモをするようにしています。
タカアシガニライダー、火炎土器と少女、雪の尾根を古木と歩く、赤い洞窟とクルジアナ、マンホールの中の機構都市、蛆の涙、ステンドグラスの時計塔…。常時100個くらいのアイディアがあって、時々破棄したり組み合わせたりしています。キーワードでメモしておくとイラストのイメージを忘れないので重宝しています。
そうです。忘れないはずでした。キーワードをメモしているんですもの。
ですが、どうしてもイメージが思い出せないんですよ、「ちんねん目玉飛び出す滑り台」。
これは私の携帯にメモされている謎のキーワードなんです。何かのイメージがあったはずなのに…。きっと素晴らしい芸術的なイメージがあったはずなのに…。
いくら考えても、「ちんねん」で思い出すのは一休さんだけです。そして目玉が飛び出す滑り台はとても酷い絵面になります。おかしい! 芸術的なイラストはどこへ行った!
…仕方がない。どうしても思い出せないので「ちんねん目玉飛び出す滑り台」のアイディアは今日捨てます。権利を主張しません。
皆さん、描いていいです。いや、描いて下さい。きっと素晴らしい作品が出来上がります。わざわざキーワードで残しているんですもの。…ですが、私にはもうこの作品は描けないのです。
ちんねんでなく目玉も飛び出していないイラストは相変わらず線画中です。