ment-la-ment

現在コミュニケーションが少し辛いので、スターはつけにいきません。ごめんなさい。

癌告知

「ご家族の方はいらっしゃいますか?」

等というドラマのような展開はありません。

 

言葉を選んでいる感じで少し遠回しでしたが、「癌ですね」と直接言われました。

 

当の本人の私はというと、ほとんどショックはなく聞いていました。

なんとなくそうかなぁ、という気はしていたのと、仮に進行していたとしてもそんなに悲観する程若くもないしな、という気持ちで聞いていました。

 

結局、そんな悟ったような考えに関係なく、私の癌は深刻なものではありませんでした。進行の遅いMALTリンパ腫と呼ばれるもので、転移もなし。

ピロリ菌陽性の場合は、除去することで9割治るそうです。みんなもやった方がいいよ、ピロリ菌除去。

ちなみに、私は残りの1割引いて治りませんでしたが。

 

本当に進行が遅いらしく、癌発覚後5ヶ月経った今現在もまだ様子見で治療は始まっていません。

深刻でないのは良いのですが、覚悟ができていたのでやるならさっさと治療したい、というのが個人的な思いです。

王将戦

将棋好きとして藤井聡太王将と羽生九段の王将戦がかなり面白いです。

私は羽生世代なので気持ち羽生応援なのですが、正直なところ1敗またはストレートで藤井王将の勝ちと予想してました。

全盛期の羽生九段ならいざ知らず、今の羽生と藤井聡太はそのくらい実力に開きがあると…。

 

ところがどっこい、蓋を開けてみると2勝2敗同士のタイに。しかも、全局通して内容が非常に良い。特に驚かされたのが、羽生九段の将棋です。かなり深く研究されており、また内容が若い。

羽生さん、あなた何歳ですか?

羽生マジックのような華麗な終盤術ではないですが、練り込まれた戦略に羽生九段がこの王将戦にかける気持ちが伺えます。

 

藤井聡太王将が防衛し8冠を目指すか?羽生九段が100期目のタイトルを取るか?

どうなるかわかりませんが、王将戦の後半も目が離せません。

飲食店の迷惑行動

飲食店での迷惑行動のニュースを最近よく目にします。

初めに断っておくと損害が出た企業には泣き寝入りしろ、と言っているわけではないです。企業としても、損害は賠償してもらわないと困るでしょう。

 

その上で、世間が外罰を過剰に要求するのはどうなのでしょうか?

罰は復讐や制裁が目的ではありません。反省し社会復帰を促すためのものです。

抱えきれない罰を与えると、社会復帰できなくなり、将来より大きな犯罪に手を染めるでしょう。それしか道がなくなってしまいます。

再犯を防ぐためには、ごく普通の考え方を理解してもらい心のケアをすることが一番効果があります。罰と言うのはその上で、犯した罪に向き合うためのものです。

 

この子が何故こんなことをしたのか?

その本質の社会課題はきっと解決しないでしょう。

飲食店のイタズラがなくなっても場所を変え形を変え別の問題が起こります。今も昔も同じです。

私はごく普通の小学生が親の仕事の都合で転校になった時に、特に理由もないのにスーパーの商品にイタズラをした事を身近な例で知ってます。

 

今回は小学生ではないので、いい歳してと言うのはあるのですが、そこには環境的な問題や過度のストレスが隠れているのではないでしょうか?

 

結局答えはどこにあるのでしょうか?

人が集まり社会を作るとそこに歪みは発生し、それを皆で笑いながら棒で叩くのが人間なのでしょうか?

そうだと言われるとそんな気もします。

 

寝っ転がってYouTubeを見ている自分の子供を見ながらそんなことを思いました。

骨髄穿刺

恐怖の癌検査、骨髄穿刺。

サガの技っぽいですね。

 

何をするかというと骨に穴を開けて髄液を検査します。胸と腰の骨2パターンあるみたいですが、私は腰でした。

胸は辛そう…。

 

骨までドリル入れるので、深い位置に麻酔します。骨自体は痛覚ないですが、ゴリゴリやるので当然麻酔は必要。

 

うつ伏せになりお尻丸出し。

初めに表面に麻酔をして、その後骨付近まで針入れて麻酔します。

何度も書いてますが、注射恐怖症なので失禁しそうになるレベルで気持ちが悪いです。大人なので漏らしませんが。

長い針が体の中心付近までグニューと入っていく感触。動いたら針が折れそうで、それを想像して吐きそうになる。もう、麻酔なしでやってくれ。

 

2段回目の麻酔が終わったら次は骨に穴を開けます。これも注射みたいな感じだと思うのですが、実物は見ずに頭の中でドリルをイメージして恐怖を取っ払います。…大丈夫。うん、いける。

そう思ったときでした。

 

ゴリッ、ゴリゴリ…。

腰骨がグイグイ押されて破壊される感覚。

た、確かにドリルのイメージはしたけど…、これは…、ゴリゴリ…バキッ!

生命の危険を感じる。

 

そして、バキッの後は…。

チュー…。

「にょにょにょにょにょぉぉお…」

た、たましいが吸い取られる。ソウルスティール。

 

筋肉痛のようなだるさがあり、そのだるさを無理やりグイグイ引っ張られ巻き取られる感じ。何と言うか、明らかにいけないものを吸い取っている。結構辛いので枕に突っ伏して脂汗ダラダラ出して我慢します。

 

骨髄穿刺の辛さは人によるみたいです。全然平気な人もいるみたいですが、私は麻酔含めてもうやりたくないです…。ソウルスティール見切れませんでした。

 

終わった後、看護婦さんに少し意地悪っぽく「どうでしたか? 私はやったことないのでわからないです」と言われました。

 

「命を吸い取られるのでやらないに越したことはないです。」と答えておきました。

 

40分程安静にして止血して終了。うどんを食べて午後から出勤。